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2021年8月20日金曜日

nance.yahoo.co.jp 明日の戦略-あっさり年初来安値を更新、自動車関連は不安の連鎖を払しょくできるか - ニュース・コラム - Yahoo!ファイナンス

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明日の戦略-あっさり年初来安値を更新、自動車関連は不安の連鎖を払しょくできるか - ニュース・コラム - Yahoo!ファイナンス

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 20日の日経平均は大幅続落。終値は267円安の27013円。まちまちの米国株を受けて小安く始まったが、序盤でもみ合った後は下げ幅を広げる展開。トヨタの減産発表を受けて改めて自動車関連が幅広く売られたほか、海運株が大きく崩れたことから、手仕舞いムードが強まった。アジア株が軟調にスタートすると売りに勢いがつき、前場のうちに27000円台に突入。後場は節目を割れるか割れないかの一進一退が続いたが、取引終盤には一時27000円を割り込んだ。終値では27000円を上回ったものの、取引時間中と終値の両方で年初来安値を更新した。

 東証1部の売買代金は概算で2兆8300億円と、大きな動きが出てくる中で商いも膨らんだ。業種別では、電気・ガスや陸運、その他製品などが上昇した一方、海運や輸送用機器、非鉄金属などが大幅安となった。SMBC信託銀行と業務提携するとの観測が報じられたアイ・アールジャパンホールディングスが大幅上昇。半面、海運大手の日本郵船、商船三井、川崎汽船がそろって8%台の下落となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり693/値下がり1411。任天堂とソニーGのゲーム大手が逆行高。ゲーム関連では寄り前に新作ゲームの事前登録開始を発表したバンクオブイノベーションが、一時ストップ高となるなど値を飛ばした。原油価格の上昇一服を手掛かりに、鉄道株や電力株など原油安メリットセクターが強く、京王電鉄、京浜急行、東電HDなどが物色された。保守的傾向が強まる中、第一三共が大幅上昇。コロナ感染の自宅療養者増加に伴い、酸素吸入装置の需要が高まるとの思惑から、フクダ電子が急騰した。

 一方、生産調整を正式発表したトヨタは、前日からの売りが止まらず4%を超える下落。グループのデンソーが9%近い下落となり、売買代金は全市場のトップ5入りするなど商いも集めた。日産自やホンダ、マツダなど同業の完成車メーカーも軒並み急落。景気敏感セクタ―への警戒感が強まる中、ファナックや三井物産が大きめの下落となった。中国の規制強化リスクがくすぶるソフトバンクGが3%を超える下落。大手海運株の急落を受けて、今週動意づいた栗林商船や大運が手仕舞い売りに押され、玉井商船がストップ安となった。

 きょうは2社が新規上場したが、シイエヌエス、フューチャーリンクネットワークともに初値をつけた後は急失速し、ストップ安で終えた。

 日経平均は年初来安値を更新した。安値26954円は14時44分と取引終盤につけており、27000円を割り込んだところでも強い切り返しは見られなかった。悪材料満載で買い材料は乏しかったものの、なすすべなく下げたような動きで、印象は悪い。自動車関連が連日で下げており、当該セクターには不安の連鎖が広がっている。トヨタの9月の減産に関しては、これに対する証券会社のリポートなどを見ると、想定の範囲内との見方が多い。今週、9000円を割り込んだトヨタが、来週反転できるかどうかが、全体のセンチメントを大きく左右するだろう。自動車関連に追い風が吹くか逆境が続くかという点では、為替動向も重要となる。今週、日本株は弱かったが、ドル円はリスクオフを意識させるほど円高には振れていない。週足チャートでは、26週線をサポートに円安に傾きそうな形状にも見える。円安加速とまではいかないまでも110円台を試しに行くような動きが見られれば、自動車関連の押し目買いを誘うきっかけとなる可能性がある。

【来週の見通し】
 方向感に欠ける展開か。26日から28日までジャクソンホール会合が開催される。これをにらみながらの神経質な地合いになるだろう。直近公表された7月のFOMC議事要旨では、FRBメンバーの大半が年内のテーパリングが適当と判断していたことが伝わっている。そのため、今回の会合で米国の金融政策に関する何らかの示唆が出てきたとしても、内容自体は織り込み済みと思われる。ただ、それでもイベント近辺では、米国株の反応が大きくなる可能性がある。米国では7月耐久財受注など経済指標が幾つか発表予定で、これらも注目材料ではある。ただし、ジャクソンホール会合を通過するまでは強弱感が定まりづらく、週を通して不安定な相場環境が続くと予想する。

【今週を振り返る】
 軟調となった。日経平均は週初から400円を超える下落となり、以降も上値の重い展開。先週までで決算発表がほぼ一巡したことで手掛かり難となった上に、国内では医療ひっ迫に関するニュースが多く出てくる状況で、先高期待が後退した。米国で7月のFOMC議事要旨を受けて、ダウ平均が大きく下落したことも下押し材料となった。さらに、トヨタの減産が伝わったことで自動車関連全般が値を崩したほか、ここまで騰勢を強めていた海運株が急落したことで、週後半にかけてリスクオフの様相が強まった。日経平均は27000円を割り込む場面もあり、週末値で年初来安値を更新。週間では約963円の下落となり、週足では3週ぶりに陰線を形成した。

【来週の予定】
 国内では、7月全国百貨店売上高(8/23)、8月都区部消費者物価指数(8/27)などがある。

 海外の経済指標の発表やイベントでは、米7月中古住宅販売(8/23)、米7月新築住宅販売(8/24)、独8月Ifo景況感指数、米7月耐久財受注(8/25)、米4-6月期GDP改定値、米カンザスシティー連銀主催のジャクソンホール会議(~8/28)(8/26)、米7月個人所得・個人消費支出(8/27)などがある。

 米企業決算では、ベストバイ(8/24)、セールスフォース・ドットコム、ネットアップ(8/25)、ギャップ、ダラー・ゼネラル(8/26)などが発表を予定している。

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